良知さん兄妹の夢を応援 豊橋拠点のクラブから広がる輪 1月17日スケボー全国大会に出場

2026/01/17 00:00(公開)
本大会に出場する愛徠さん(前列左)と茉穏さん(同右)、近藤さん(後列左)と林さん(同右)=高山スケートパークで
本大会に出場する愛徠さん(前列左)と茉穏さん(同右)、近藤さん(後列左)と林さん(同右)=高山スケートパークで

 豊橋市立天伯小学校5年の良知愛徠(まあら)さん(10)、同3年の妹の茉穏(まのん)さん(8)が国内最大級の小学生スケートボードの全国大会「FLAKE CUP CHAMPIONSHIP」(17日、千葉市)に出場する。地元企業などによる資金支援も決まり、アスリート支援の新たなモデルケースとしても期待が高まっている。

 

 愛徠さんが競技を本格的に始めたのは小学1年生。経験者の両親の影響で始めた。突出した才能はなく、地道に努力を重ねるタイプだ。転機は小学2年で初出場した公式戦。予選落ちの悔しさに涙し、「来年は絶対に入賞」と誓った。それまで週1回だった練習を毎日欠かさず行い、翌年の大会で2位に輝いた。

 

 その努力が大きく花開いたのが昨年4月の「FLAKE CUP 2025」(広島市)だ。ジュニアクラス(小学4~6年生の部)に出場し、滑りやすい路面という悪条件下で、30秒間で12本の技を成功させ、88人の頂点に立った。この実績が認められ、全国の精鋭が集うトップチーム「FLAKE」に地元出身者では初めて選ばれて年間王者を決める本大会の出場権を得た。

 

 一方、競技環境は厳しい。愛徠さんが専門とする縁石、階段、手すりなどを利用して滑る「パークスタイル」の練習施設は市内にはなく、週末は県外へ遠征するしかない。1回で数万円の費用がかかることもある。五輪出場には海外転戦も視野に入るが、多額の費用が家計を圧迫し、夢を諦める選手も少なくない。

 

選手を育てるモデルケースへ

 

 この苦境を知った元豊橋市議の近藤喜典さんが昨年12月、自身が理事長を務める「東三河kids未来クラブ」を通じて支援に乗り出した。趣旨に賛同した「クリアースカイ」(京都市)など3社から約60万円の支援が集まっている。近藤さんは「豊橋から世界へ羽ばたくアスリートを支える先駆けに」と語る。

 

 現在は豊橋スケートボード協会の林和美会長が運営する「高山スケートパーク」を拠点に、島田卓典さんに師事。茉穏さんと平日は3時間、休日は8時間の猛練習に励む。得意技はボードを指で弾いて回転させる「フィンガーフリップ」など。「目標は五輪金メダル。ライバルは自分自身」と愛徠さん。地元の期待を背負い、大舞台で106人の頂点を狙う。

 

 茉穏さんは年中で競技と出合い、昨年6月の中部大会で優勝。着実に成長してきた。「おしゃれな滑りを見せつけて、みんなに知ってほしい」と意気込む。

 

大技を練習する愛徠さん
大技を練習する愛徠さん
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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