不動産売買などを手掛けるサーラグループの中部ガス不動産（豊橋市、角谷歩社長）が豊橋駅東口の同市駅前大通３丁目に建設した17階建て高層マンション「ココラハウス駅前大通三丁目」の完工式が13日、現地で開かれた。中心市街地で新たに誕生した居住地となり、出席者はにぎわいの創出に期待を寄せた。
　建設地は、豊橋商工信用本店、吉田家家具店などの跡地。敷地１３０５平方㍍に、鉄筋コンクリート造り高さ約60㍍の17階建て延べ約１万４９０平方㍍のマンションが建った。
　２～17階が分譲マンションとなり、17日から入居が始まる。１・２階には近くの名古屋銀行豊橋支店が移転し、21日にオープンする。
　マンションは、83戸で３ＬＤＫ、２ＬＤＫが中心。すでに９割近く埋まっている。ポータルサイトでコミュニティー情報などが得られ、ネットスーパーや宅配レンタカーなども利用できる。名称には、「心から楽しむ」などの意味を込めたサーラグループが手掛けた駅前の商業施設と同じ「ココラ」を採用した。
　式には約30人が出席し、神事の後、サーラグループの中村捷二代表が「（隣りの）２丁目で大きな再開発計画があり、その先鋒の役割。立派になし遂げることで中心市街地の活性化に貢献できると思う」とあいさつ。来賓の佐原光一市長は「中心市街地活性化の大きな力になる」と祝った。
　西側の駅前大通２丁目では、組合施行で再開発事業が計画されている。（中村晋也）