「ため池ハザードマップ」豊橋市がHPで公表

2017/04/06 00:00(公開)
新たに公表された七股池のハザードマップ(豊橋市提供)
 大地震などで決壊した場合、人家などに浸水の恐れがある農業用ため池のハザードマップ(災害予測図)を県と作成している豊橋市は、影響を及ぼすとみられる57のため池全てのマップを完成させた。市ホームページで公表している。
 ハザードマップでは、地震や大雨などにより、ため池が一度に決壊した場合の浸水を想定。氾濫した水がどれほどの深さで、どのように広がるのかを予測し、浸水想定区域をはじめ、最大浸水深、到達時間を色をつけて示した。
 学校などの避難場所や、避難の際に通行上危険な土砂災害危険区域、避難経路となる主要道路も掲載している。
 2015(平成27)年度から作ったマップを順次公表し、16年度は14のため池ハザードマップを作成、3月31日から公表している。
 市内には農業が盛んなこともあって、市と個人が所有する約170の農業用ため池がある。シミュレーションの結果、万が一、決壊した場合に浸水の恐れがある池のハザードマップ作りを進めていた。
 ただちに危険であることを示すものではなく、市は市民の自主的な避難、危険回避行動を支援、被害の未然防止、軽減につなげる。
 市農地整備課は「浸水被害の危険があることを事前に把握し、避難場所や安全な道路を確認し、非常時に備えることが重要」としている。
 新たに公表された14のため池は次の通り。
 ひょうたん池、鳶ノ巣池、宮前池、葭池、天皇池、彦坂池、西竜田池、七股池、西ノ池、大口池、長楽池、南ノ池、水神池、前ノ池
(中村晋也)
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