災害時活用へ豊川市の防災ドローン航空隊が初訓練

2017/04/29 00:00(公開)
ドローンの操作訓練に臨むスカイガードフォックスの隊員ら=音羽運動公園で
 豊川市の職員らで構成され、無人航空機(ドローン)を扱う防災ドローン航空隊「スカイガードフォックス」は28日、萩町の音羽運動公園で初の飛行訓練を行った。
 企画部防災対策課長の土居秀三さんをはじめ、市消防本部の職員や各関連部署の隊員16人が参加。この日、ドローンを活用した情報収集を円滑に行うため、市が協定を結んだ空撮などの映像制作を手掛けるアルマダス(豊橋市、吉田泰行代表取締役)の社員の指導の下、操作技術を習得した。
 比較的安価で白い機体の「ファントム4プロ」と、高性能で黒色の「インスパイア2」を使用。飛行時に守る法律やプロペラの付け方などのセッティングを学んだ後、実際に屋外でリモコンを手にドローンを飛ばした。
 操作はそれほど難しくはなく、安全機能も備えているが、飛行時に機体を見失ってしまう恐れがあるため、隊員らは日光や砂ぼこり対策でサングラスを装着。一人につき10時間以上の訓練飛行の実績がないと使用許可が下りず、飛行時間は専用アプリで管理する。土居隊長は「まず安全を第一に、なるべく早く使用できるように経験を積ませたい」と話した。
 災害時に人が立ち入れない場所の空撮をはじめ、建設や文化振興面での調査にも活用を予定。6月3日に江島橋近くの豊川(とよがわ)流域で行う水防訓練で初運用を見込んでいる。
(由本裕貴)
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