豊橋の名豊ビル きょう閉館

2017/04/30 00:00(公開)
ファイナル謝恩祭が始まり、多くの人でにぎわう館内=名豊ビルで
 豊橋市中心部で親しまれてきた名豊ビル(同市駅前大通2)で29日、「ファイナル謝恩祭」が始まり、思い出の詰まったビルに多くの人が足を運んだ。閉館となる30日夕方にはセレモニーも開かれ、半世紀の歴史に幕を下ろす。
 名豊ビルを所有する中部ガス不動産を傘下とするサーラコーポレーション(豊橋市)が、3月から開催していた「名豊ビル50年の感謝『まち・記憶・みらい』」の最終イベント。30日まで実施される。
 謝恩祭では物産展、抽選会、ガス機器特別謝恩販売などが行われているほか、展示コーナーでは足跡なとを紹介。女性をモデルに起用した斬新なポスターや、会場にしていた映画祭の関連資料などが飾られ、オープン時の様子、ビルに入っていた店舗などを紹介したパネルに見入る人の姿も目立ち懐かしんでいた。
 ホテルや店舗などが入っていたビルに「結婚式を挙げました」「名豊ミュージックによく来ていた」「地下のバスターミナルに着き、上がっていく際にワクワクした」など、思い出を書いた寄せ書きも飾られている。
 一方、ビルは市街地再開発事業で取り壊され、生まれ変わる新たなビルの完成イメージ図や模型も展示、来場者が期待に胸を膨らませた。
 名豊ビルは1968(昭和43)年10月、109店舗による「ハイショップ名豊」をはじめ、豊橋グランドホテルや中日文化センターがオープン。その後、リニューアルなどをしながら営業していた。
(中村晋也)
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