児童らのため給食調理員が豊橋・向山緑地で梅収穫

2017/05/18 00:00(公開)
小梅を収穫する調理員ら=豊橋市の向山梅林園で
 子どもたちに日本の伝統的な食材に親しんでもらおうと、豊橋市内4カ所の学校給食共同調理場の調理員ら25人が17日、同市向山町の向山緑地内向山梅林園で小梅約50㌔を収穫した。取った梅は10月頃、学校給食で市内の小学1年と中学2年、特別支援学級の児童、生徒らに提供される。
 地元食材への関心や、同梅林園の認知度を高める狙いから1992(平成4)年度から続く行事。
 今年は天候に恵まれ、例年以上に実が大きく豊作で、調理員らがたわわに実った梅を丁寧に摘み取っていた。
 この日は、夏休みにある調理場見学などで振る舞う梅ジュース用に青軸約25㌔も取った。
 東部調理場の野口尚場長(57)は「日本の伝統食材の味を知るきっかけとなり、梅が家族で話題になればうれしい」と話した。
 収穫した梅は各調理場で塩漬け、6月中旬には豊橋産の赤しそで漬け、天日干しを3日間ほど行った後、子どもたちに振舞われる。
(飯塚雪)
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