豊川の小学校で弦楽アウトリーチ

2017/06/08 00:00(公開)
児童らを前に、クラシック曲を奏でる(左から)平光さん、菅原さん、新谷さん=桜木小学校で
 豊川市は7日、子どもたちに弦楽器で奏でる音楽の魅力を伝えようと、市内の小学校で弦楽アウトリーチを2日間の日程で開始した。クラシック演奏のプロ3人が講師を務め、音楽室が小さな“劇場”と化した。
 愛知室内オーケストラの団員で、バイオリンの平光真彌さん、音楽教室講師でビオラの新谷歌さん、フリー作曲家でピアノの菅原拓馬さんが派遣され、桜木小学校では5年生52人と交流した。
 「素敵な生演奏を目と耳と心で聴こう」をテーマに、3人はブラームスやモーツアルトの「アンネ・クライネ・ナハトムジーク」などの楽曲を奏でた。平光さんは弦楽器について、バイオリンやビオラはマツとカエデの木をはじめ、馬毛やヒツジの内臓でできていることや、楽器のサイズが大きいほど音が低くなり、作曲家によって曲の雰囲気や展開が異なることなども紹介した。
 また、子どもたちにしわのある和紙が配られ、3人の演奏に合わせて紙をこすり合わせて効果音を演出し、音楽室が楽しいオーケストラ会場と化した。児童からは「楽器が自然のものでできていることを知って驚いた。今後の音楽の授業に生かしたい」という声も上がっていた。
 この日、3人は一宮西部、天王小学校も訪問。きょう8日は御油、御津北部、金屋の各小学校も訪れ、いずれも高学年の児童らと同様の活動で触れ合う。
(由本裕貴)
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