友情は一生続く

2017/06/29 00:00(公開)
涙ながらにホストファミリーに別れを告げる米国人中学生ら=豊川市役所で
キュ市の中学生お別れセレモニー
 米国・カリフォルニア州キュパティーノ市から来日中の中学生使節団が28日、豊川市内での滞在を終え、同市役所を出発前にお別れセレモニーが開かれた。
 約1週間の滞在中、生徒14人と引率教諭2人はホストファミリーに迎えられ、豊川稲荷などの見学や、西部中学校での七宝焼きや箏(こと)の演奏体験などを通し、日本の文化に触れた。
 引率教諭のレイチェル・ノーランさん(28)は「豊川を去ることは悲しい。新しい友達ができ、素晴らしい時間を過ごせた。この友情は一生続くと信じている」。秋には豊川市の中学生がキュパティーノ市を訪問する予定で、生徒のシュリヤンシュ・コーディさん(13)は「今まで経験したことのない最高の旅になった。再会できる日をとても楽しみにしています」と話した。
 セレモニーにはホストファミリーも駆け付け、別れの言葉を交わして抱き合うと、泣きだす女子生徒もいた。わずか数日間の交流だったが、かけがえのない“家族の絆”が生まれていた。
(由本裕貴)
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