「青い目の人形」取り持つ縁

2017/07/21 00:00(公開)
プレゼントされたウグイス笛を吹くシドニーさん=新城市立東陽小学校で
シドニーさんら新城の東陽小訪れ交流

 日米親善を願い太平洋戦争前に米国から贈られた青い目の人形「ノルマン君」と、孫からの新青い目の人形「タミーちゃん」がある新城市立東陽小学校(建部彰生校長、児童数107人)に20日、シドニー・L・ギューリック三世さんとフランシスさん夫妻が訪れ、児童たちと交流を深めた。
 人形のうち「ノルマン君」は牧師をしていたシドニーさんの祖父が1927(昭和2)年に旧鳳来町立能登瀬小学校に贈った。76年に小学校が統合されたのに伴い、東陽小に引き継がれた。今年に入ってシドニーさんが新たな女の子の人形「タミーちゃん」を贈った。
 2体とも校長室で飾られているが、現在は豊川市桜ヶ丘ミュージアムで開かれる「青い目の人形と答礼人形里帰り展」に出展している。
 この日午前9時半、シドニーさん夫妻は児童たちから歌で歓迎を受けた後、地元の木材で作った「ウグイス笛」のプレゼントを受けた。
 シドニーさんは「2体がとても幸せにしていることがわかりました。友情と親善の心をいつまでも持ち続け、そして仲良くしていってほしい」とあいさつした。
 5年生の神谷瑠雅(るか)君(10)は「今後も人形を通して仲良くなれると思った。国際交流をしていく活動に興味を持ちました」と話した。
(安藤聡)
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