豊橋市が「ハサップ」導入を推進

2017/08/28 00:01(公開)
 豊橋市は、市内の食品事業者を対象に衛生管理方法のHACCP(ハサップ)導入を推進する。ハサップで管理され製造された食品には市保健所が導入確認済証を交付、より安全性の高い食品作りの入口とし、国際標準となっている民間機関のHACCP認証につなげてもらう。
 ハサップは、安全で衛生的な食品を作るための管理方法の一つで、各製造工程で危害を排除する。導入した事業者は、品質のばらつきが少なくなった▽取引先の評価が上がった▽記録も残すことで従業員の経験や勘に頼らない安定した安全な製品か作れるようになった-などの利点を挙げる。
 国際標準になっており、2020年の東京五輪・パラリンピックも背景に厚生労働省が導入を促進している。
 市も、市民の食の安全、市内の中小食品事業者の振興につながることから導入を推進する。
 具体的には基礎講習会と実践講習会を開催。相談窓口を開設し、導入状況に関する実地指導も行う。1回目となる基礎講習会は30日午後1時半から、市保健所講堂で開く。HACCPの7原則12手順などを説明する。29日まで受講者を募っている。
 さらに、導入したHACCPで管理された工程で製造された食品には市保健所が導入確認済証を交付。市のホームページに製品名や事業所名も公表する。
 市保健所の担当者は「国も推進しているHACCP導入。乗り遅れないよう市の支援事業を活用してレベルアップし、さらに民間機関の認証を目指してもらえれば」と話している。
 講習会の申し込み、問い合わせは市保健所(0532・39・9121)へ。
(中村晋也)
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