「ええじゃないか」150年 豊橋で記念サミット

2017/10/22 00:00(公開)
「21世紀の“ええじゃないか”を考える」をテーマにしたパネルディスカッション=ホテルアソシア豊橋で
 豊橋市の官民でつくる「ええじゃないか魂創出協議会」(会長・佐藤元英豊橋商工会議所副会頭)は20日、幕末に豊橋から起こった民衆運動「ええじゃないか」から150年の節目に合わせ、記念サミットを市内のホテルアソシア豊橋で開いた。
 史実では、1867年7月、伊勢神宮のお札が豊橋に降ったことから「ええじゃないか」は始まり、その民衆のエネルギーが全国に伝わり、各地で騒動が起こった。その後、間もなく明治時代が幕開けし、江戸から明治へと時代の変革を後押しした。
 サミットには、豊橋同様にこの「ええじゃないか」を旗印に活動する団体などの121人が参加。パネルディスカッションでは、5団体の代表者が「21世紀の“ええじゃないか”を考える」をテーマに活動報告や意見交換をした。
 大阪府泉佐野市で「泉州YOSAKOIゑぇじゃないか祭り」を開催している実行委員会は「若い人にどう受け継ぐか。まつりには賛否両論もあり、今後も認められるような形にしていきたい」と課題を挙げた上で、今後については「続けることと若い人に引き継ぐこと。関西空港に近いので、世界にも目を向け、さまざまな人と交流ができれば」と話した。
 豊橋商工会議所ええじゃないか推進委員会も「活動、思いを継承していく。子ども、若者を巻き込む仕掛けをつくっていきたい」と述べた。
 このあと、協議会がつくった「明日を拓く熱意の伝播、歴史を動かす力の増幅、ええじゃないかは次代をつくる原動力」とする「ええじゃないか宣言」を発表した。
(中村晋也)
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