修学旅行で郷土PR

2017/11/02 00:00(公開)
シティーセールスの最終調整をする生徒たち=田原中学校で
田原中3年生が東京と鎌倉で実施

 田原市立田原中学校3年生216人が、7日から2泊3日の日程で始まる修学旅行先の東京、鎌倉で地元・田原を売り込むシティーセールスに挑戦する。
 現地で地元をPRすると同時に、事前に学んだ田原の地域課題などに考えたり、郷土の理解を深めたりする狙い。
 生徒たちは、総合学習の一環として田原市役所職員から農業、観光、まちづくりなどに関して授業を受け、地域の現状を学習。シティーセールスではこの授業で感じた問題意識について、首都圏の現状と照らし合わせるなどして考察し、田原の将来像を考える。
 当日は数人グループによる班別で行動。活動場所と内容は商店街で特産品販売や、認知度アンケートの実施をはじめ、区役所で都市計画と人口増加策の工夫の聞き取り、もんじゃ焼き屋で食材調査と田原のキャベツ宣伝、大手旅行代理店で観光地と魅力に関する調査など、延べ六十数カ所で展開し、訪問先の人たちと意見交換もする計画という。
 1日には、生徒たちが教室で各班別に打ち合わせを行い最終調整。訪問先までの行程や当日の展開、動きなどを確認した。このうち、早川歌さん、林悠人さん、冨田汐莉さん、渡辺絢香さんの4人は、行政目線から観光PRや誘客に向けて何をどのように取り組んでいるかを学ぶため、都内の港、台東両区役所を訪問。「独自の観光PR方法があるか」「観光政策に関連した都市開発を考えているか」などを質問し、田原の観光政策を考えるきっかけや参考にするという。
 4人は「他の地域と比較しながら田原の理解を深めるきっかけにしたい」としている。
(千葉敬也)
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