新城で三県域所長情報交換会

2017/11/10 00:00(公開)
会合で紹介されたマップ「三遠南信街道でたどる歴史ロマン」
「直虎」ブームとらえ広域周遊観光探る

 愛知県東三河、静岡県西部、長野県南信州で地域振興を担当する各県の代表者が話し合う第29回「三県域所長情報交換会」が9日、新城市鳳来総合支所であった。大河ドラマ「おんな城主 直虎」に関連し、3地域とも井伊家ゆかり地があり、各地の観光客が増加傾向にあることから連携した施策の必要性を確認した。
 会は1995(平成7)年から始まり、毎年会場を3地域持ち回りで行っている。今回は愛知県から東三河総局、同新城設楽振興事務所、静岡県は西部地域政策局、長野県は下伊那地方事務所の代表者計10人が出席した。
 大河ドラマでは戦国時代の井伊谷(現在の浜松市北区の井伊谷)を治めていた井伊直虎が主人公。許嫁(いいなづけ)の井伊直親が幼少期にかくまわれていた長野県高森町の松源寺、井伊直政が幼少期を過ごした新城市の鳳来寺と3地域でゆかりの地がそろう。
 3地域ともドラマでも取り上げられた史跡などで訪問客は増えているが経済波及効果につながっていないことを報告。連携した取り組みを探った。
 南信州では3地域の道路や鉄道網を載せたマップ「三遠南信街道でたどる歴史ロマン」を発行したことを報告。また3県ともJR飯田線でつながっていることからさらなる連携策を東三河や静岡県西部に要請した。
 静岡県西部では旅行会社向けに県境を越えたツアー商品の提案、東三河ではSNSでの発信など時代に合わせた取り組みの推進を挙げた。
(安藤聡)
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