全国で渥美半島を主張

2017/11/10 00:00(公開)
工場で働く三浦さん=田原市内で
商工会青年部の三浦さん優勝目指す

 渥美商工会青年部の三浦大輔さん(29)=田原市=が、沖縄県立武道館で21日から2日間開催される「第19回商工会青年部全国大会」(全国商工会青年部連合会主催、中小企業庁など後援)の主張発表大会に初出場する。同青年部創立51年目にして史上初の快挙。三浦さんは「全国に渥美半島を知ってもらうチャンス。ここまできたら優勝を狙いたい」と気を引き締める。
 三浦さんは、県大会優勝を経て、夏に富山県で開催された中部ブロック大会に出場。中部5県の商工会青年部代表者が主張発表し合い、最高位の最優秀賞を受賞、全国出場を決めた。
 同青年部の小松浩部長が、伝える能力と青年部での積極性や成長、変化から「大ちゃんしかいない」と三浦さんを指名して開かれた全国への道。采配は的中した。
 大会は年に1度、全国各地の青年部リーダー級が一堂に集い、青年部活動推進に向けて相互的交流を深め、情報交換をしたり、資質を高めたりする。
 発表には、全国6ブロック(東北・北海道、関東、中部、近畿、中国・四国、九州)の代表者6人が出場し、10分間で思いを語る。題材は青年部活動を通じて得た体験談や地域振興に関する考えなどで、内容構成や表現力などが採点される。活動が地域の担い手として地域振興の貢献にふさわしいかどうかや、青年部の共感性が得られるか、創造性があるかなどもポイントになる。
 三浦さんは、廃止が危ぶまれた伊勢湾フェリー、鳥羽・伊良湖航路の存続に向けた活動を起点に、自身が携わってきた取り組みから、対岸の鳥羽青年部との事業展開、人との出会いや考え方の違いなどを通じて学んだこと、感じたことを内容に盛り込んだ。大筋の原案は三浦さんが練ったが、完成形の文章構成は青年部の仲間たちと一緒に組み立てた力作。
 普段は実家の工場で働く三浦さん。時間を見つけては頭の中で読み上げたり、身振り手振りを交えて口に出したりして、本番に向け完成度を高める。
 「ここまで来れたのは応援してくれた人のおかげ。青年部だけでなく、少しでも多くの人に渥美半島を知ってもらいたい」。
(千葉敬也)
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