東北復興願う次郎柿

2017/12/01 00:00(公開)
復興を願い育てられた次郎柿=豊橋市立玉川小学校で
 東日本大震災の被災地へ送る応援メッセージつきの次郎柿の収穫が30日、豊橋市立玉川小学校であり、児童らは「負けないで」「東北頑張れ」などと書かれた柿に丁寧にはさみを入れていった。
 豊橋市石巻(いしまき)地区特産の次郎柿で、同じ地名の宮城県石巻(いしのまき)市の人を支援しようと、地元柿農家らが行う「復興お絵柿プロジェクト」。品質向上や収穫時期の調整を目的にかけられる袋に、児童らが絵を書き、袋がけから収穫までを行う。今年で5回目。
 この日は、5年生50人が全校児童分の柿約270個を収穫。鈴木星菜さん(11)は「柿を食べてもっと元気になってほしい」、仲原麗乃さん(10)と小林莉々華さん(11)は「被災者の人たちが普通の暮らしに戻れますように」などと願った。
 同プロジェクト代表の鈴木義弘さん(46)は「石巻市と石巻、互いを常に気に掛ける関係性を築いていきたい」と話している。
 市立西郷小学校で収穫した柿なども含めた1500個を鈴木さんが12月3日、石巻市内の複数の仮設住宅へ届ける。
(飯塚雪)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 住まいLOVE不動産 藤城建設 蒲郡信用金庫 光生会 さわらび会
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国