豊川市に拠点を置き、６年ぶりに東海社会人リーグ復帰を果たしたサッカークラブ「リヴィエルタ豊川」が26日、豊川市役所を訪れ、山脇実市長に昇格の喜びを報告した。
　旧コニカミノルタＳＣで、昨年から現クラブ名となったチームは今季、県社会人リーグ１部を２位で終え、今月２、３日の東海社会人トーナメント（静岡県藤枝市）に出場。ＦＣ・ＳＷＡＴを５－１、ＳＨＩＭＩＺＵウォンテッドを１－０で破りブロック優勝を果たし、来春からの東海社会人リーグ２部への昇格を決めた。
　かつてミノルタ時代にはトータル29シーズンで東海リーグに在籍したが、２０１２年に降格。現在はコニカミノルタの社員はいないが、白井智代表（61）らのスカウトで集まった三河地方在住の選手25人で構成され、力を取り戻した。
　羽田野雲母工業に勤めるエースの羽田野尚輝さん（29）は、東海トーナメントでＳＨＩＭＩＺＵ戦の決勝ゴールを含む３得点と活躍。「今年はみんなの東海リーグに戻りたい気持ちが一段と強かった。やっと戻れてほっとしている」と話した。
　来春からはユニホームの袖に「豊川」の刺しゅうを入れることも決まった。東海２部で２位以上に入れば１部に昇格できる。その先にはＪＦＬ、Ｊリーグと夢が膨らむ。
（由本裕貴）