学生に地元企業の魅力を知ってもらおうと、豊橋市と東三河広域連合が今月下旬から２月の10日間、学生と企業が気軽に交流できる「まじカフェ」を開催する。人材確保に悩む地元企業、地元企業を知る機会の少ない学生の双方をつなぐ場として初めて企画。参加する大学生ら学生を募っている。
　一般的な企業説明会と違い、カフェのような雰囲気の中、学生と企業側が少人数で飲み物を手に交わる目的から「まじカフェ」と命名。仕事や働くことなどについて気軽に話してもらう。学生には地元企業を知って就職活動先の選択肢が増え、企業は学生の就職観や考えていることが分かる機会になる利点がある。
　開催日は、今月29～２月２日が豊橋技術科学大学付属図書館でいずれも午後６時から同８時。２月８・15・19・20・22日がタリーズコーヒー豊橋駅前店で午後２時から同６時にかけて行われる。
　市が実施した40～50社の聞き取り調査では、８割が人材確保に苦慮していると回答している現状があり、まじカフェに参加する企業を募ったところ、多くの応募があったという。
　今回、参加するのは東三河に本社や事業所のある企業89社・団体。参加企業については市のホームページ（検索キーワード「学生　まじカフェ」）で分かる。
　学生は大学生のほか、院生、短大生、専門学校生らが対象。当日の飛び入りもできるが、予約が優先で、22日までに電話、または市のホームページで豊橋市地方創生推進室（０５３２・51・２１８１）へ申し込む。同時間帯以外なら複数参加できる。当日は軽装。参加無料。
　若者ら人材の流出防止も背景にあり、同市などは多くの学生の参加を呼び掛けている。
（中村晋也）