全国学校体育研究優良校に豊橋の豊小

2018/01/17 00:00(公開)
表彰状を手にする金子校長㊥と鈴木教諭㊨=市役所で
 長年にわたり学校全体で体育教育の充実を図ってきた豊橋市立豊小学校が「全国学校体育研究優良校」に選ばれ、金子明子校長が16日、市役所で山西正泰教育長に報告した。
 表彰は、学校体育の発展を目的にスポーツ庁などが実施。昨年11月に和歌山県であった研究大会で受けた。全国103校が受賞し、県内では県立渥美農業高校を含む4校が選ばれた。
 豊小では、鉄棒や跳び箱など同じ種目を全校で同時期に取り組むことで、低学年が高学年の技に触発され新しい技に挑戦する意欲につなげている。また、10年以上前からオリジナルの「豊体操」で体力向上を図っている。
 新たに器械運動の恐怖心を取り除くため、体育館にマット60枚とセーフティマット4枚を敷き詰め、背中から倒れる怖さや失敗した際の痛みを緩和。安心して意欲的に取り組める上、決める技の違う8コースをつくり、多様な運動量の確保にも工夫するなどしている。
 この日は、金子校長と体育主任の鈴木啓太教諭が訪問。同校の今年度の体力測定の結果、5・6年生の25%がA判定を取り、市内平均(昨年約13%)より大幅に高かったことを伝えた。山西教育長は「すばらしい。運動先進校として今までやってきたことを市内で発信してほしい」と協力を呼び掛けた。
 金子校長は「日々の授業の充実を図り、スポーツの楽しさを感じることで自主的に運動をする子を育てたい。それが体力向上につながれば」と話した。
(飯塚雪)
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