木造密集地の延焼防止へ豊橋・花園商店街で訓練

2018/01/20 00:00(公開)
消火器を構え、初期消火にあたる店主ら=豊橋市花園商店街で
 木造家屋が密集する豊橋市花園町の花園商店街で19日、連動型住宅用火災警報機を活用した消防訓練が行われた。一昨年、新潟県であった糸魚川大火を受け、店主や同市消防本部など約50人が参加し、初期消火や避難誘導などの手順を確認した。
 消防庁が行う警報器検証事業の一環で、商店街には昨年11月から6店舗に1台づつ設置されている。同警報機を活用した訓練は、豊橋駅西側の通称「189(わんぱり通り)」に次いで市内2カ所目。 
 この日は、婦人服店から出火し、東側の妙円寺に延焼したと想定した。センサーで連動した警報音が鳴ると、店主が駆けつけ、119番通報するとともに消火器で初期消火にあたった。
 80の建物が密接した商店街で、大半が木造。一気に火が燃え広がる危険がある上、高齢者も多く、80歳代の人が1人で営む店もあり、被害の拡大が懸念される。
 同商店街振興組合理事長の岡本卓也さん(53)は「糸魚川大火は人ごとではない。定期的に訓練し、普段から声掛けすることで被害軽減に努めたい」と話した。
 検証実験は、防火教室などで住民らの防災意識向上を図るとともに、設備の点検、不具合などを3月末まで調べる。
(飯塚雪)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 光生会 虹の森 藤城建設 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国