ものづくり日本大賞総理大臣賞に新城の美和さん

2018/01/27 00:00(公開)
内閣総理大臣賞をメダルを手にする美和常務㊧と穂積市長=新城市役所で
 製造業界の振興に貢献する人を表彰する政府の「第7回ものづくり日本大賞」で最高賞・内閣総理大臣賞に選ばれた豊栄工業(新城市川田、美和敬二社長)の美和敬弘常務(45)が26日、穂積亮次市長に受賞報告した。植物由来のプラスチック成形技術を開発し、環境に優しい製品が世界的に普及するきっかけになると評価された。
 美和常務は小松技術士事務所の小松道男所長=福島県いわき市=と共同で、植物由来生分解樹脂の開発をしてきた。金型内の温度を計測して「ポリ乳酸製品」を耐熱、軽量化、断熱性などを持つ射出成形技術を生みだした。この後、ポリ乳酸を原料にした耐熱性幼児食器や薄肉成形カップなど量産化につなげた。
 表彰式は22日に首相官邸で行われた。美和常務は「記憶にないぐらい緊張した」と振り返り、「ここまで評価されてうれしい。ヨーロッパでは石油由来ではないものを取り入れる動きになっている。今後もメイドイン新城で世に広めて行くことができれば」と喜びを語った。
 穂積市長は「秋にはニューキャッスルアライアンス会議が行われ経済交流も予定します。ビジネスマッチングの好機にしてもらえれば」と話した。
 今回内閣総理大臣を受賞したのは美和常務を含め24件71人。
(安藤聡)
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