災害時の避難所運営を考える

2018/01/30 00:00(公開)
避難所運営を考える参加会員ら=田原市役所講堂で
 東三河地区のライオンズクラブによるFWT委員は29日、避難所運営ゲーム(HUG)を田原市役所講堂で開催した。HUGゲームは災害時の避難所運営と避難者対応を模擬的に実践する防災教育活動で、各クラブの会員60数人が参加した。
 大規模地震が発生し、年齢、性別など属性や事情の異なる避難者が示されたカードを、避難所に見立てた学校体育館や各教室の平面図へ適切だと考えられるように振り分け配置していく内容。気温が低く、車いす利用者や乳幼児がいるなど、複数の条件設定もある。
 この日は、6~7人の9グループ別で約1時間実施。振り分けの妥当性など、意見を交わしながら実践した。
 感想発表では「避難者の要望はどこまで聞き入れて対応すべきなのか」などの質問や、振り分けの判断基準に迷ったとの声があった。また、会員からは「避難所の能力や機能を十分に生かすには、こうした訓練を積み重ねることが大切だと改めて感じた」「HUGゲームの教材一式のようなものを事前に用意しておけば、実際の避難所でも避難者の対応が円滑にいくのでは」「判断に迷わないように、あらかじめ振り分けの線引きを決めておくといい」「陣頭指揮が何人もいると進まない」「いろんな事態を想定してシミュレーションできるのはいいこと。ライオンズクラブ内だけでなく一般の人たちにも取り組んでほしい」などの声が聞かれた。
 終了後、田原ライオンズクラブを通じてへアドネーションの寄贈もあった。
(千葉敬也)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 光生会 虹の森 住まいLOVE不動産 さわらび会 藤城建設
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国