卒業控え豊橋松山小6年生が一文字書

2018/02/10 00:00(公開)
一文字書に挑戦する児童ら=松山小学校で
 自分の思いを「一字」で表現しよう-。豊橋市立松山小学校(水野純夫校長)で9日、6年生児童(2クラス49人)が卒業記念の「一文字」書制作に挑戦。地元書家らの指導を受けながら、新たなステップに向けての自分の決意や6年間の思い出などを、それぞれが豊橋筆を使って大判の色紙にしたためた。
 一文字書は同校の伝統行事。毎年、卒業を控えるこの時期に、制作を行っている。この日は校区在住の書家・佐藤貴久江さんら「自然の会」のメンバー3人と佐藤さんの生徒らが来校。児童は筆の使い方などを聞いた後、2人ずつ指導を受けながらF10号の色紙に勢いよく太筆を走らせた。
 「努」「挑」「新」「改」「心」など、自分の今後の目標・モットーとなる文字を書いた児童が多く、中には「球」など打ち込んでいるスポーツ、自分の名前の1字をしたためる子も。「我」の文字を書いた杉山大地さんは「来年度は中学に上がるので、自分の意見がしっかり言えるようになりたいと思い、この字を選んだ。太筆は初めて使ったが、普段使っている筆の方が使いやすいと思った」などと話していた。
 「今年は特に皆、伸び伸びと書けていてびっくりしている」と佐藤さん。一文字書は自分で消しゴムに彫った落款を押して完成。作品は3月20日の卒業式当日、体育館に展示する予定という。
(田中博子)
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