設楽の田峰観音で奉納歌舞伎

2018/02/13 00:00(公開)
白浪五人男を演じる子どもたち=設楽町田峯で
 設楽町田峯の田峰観音で12日、地元住民らによる恒例の奉納歌舞伎が行われ、大勢の見物客を魅了した。
 奉納歌舞伎は360年以上の歴史があるとされる。1654(承応3)年、日光寺の再建に伴い、地元の御林伐採が発覚。重罪を恐れた村人が「村が3軒になるまで芝居を奉納します」と観音様に救済を祈願したところ、時ならぬ大雪が代官の検分をはばんだといわれる。
 境内には竹の屋根で覆う小屋掛けをした芝居小屋が設けられ、「寿浄瑠璃三番叟(そう)」を皮切りに「弁天娘女男白浪 大川端勢ぞろい」「勧進帳」など5幕が上演された。
 正午すぎに行われた「弁天娘女男白浪」では、地元小学生らが演じる白浪五人男が登場し、口上を述べるたびにおひねりも飛び交って大盛況。満席となった会場をわかせた。
(安藤聡)
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