田原の「ワールドサーフィンゲームス」実行委が初会合

2018/02/20 00:01(公開)
WSG開催に向けて行われた第1回会議=田原市役所で
 田原市の太平洋側海岸で世界最高峰の国際サーフィン競技大会「2018ISAワールドサーフィンゲームス」(WSG)が9月に開催されるのに向け、主管する実行委員会は19日、第1回会議を田原市役所で行い、事業計画や予算などに関する原案を示した。大会は“サーフィンの五輪”と称され、28年ぶり2度目の日本開催になる。
 審議に先立ち、大会長の酒井厚志・日本サーフィン連盟理事長は「オリンピックの前哨戦として、出場選手たちが世界チャンピオンを目指す大会。全日程が生中継で配信され、東京五輪に向けてメダリストが登場することでしょう。皆さんと大会の成功を目指していきたい」とあいさつ。山下政良市長は「いよいよ始まるぞという思い。日本と愛知県、東三河、田原市をアピールしていきたい」などと意気込みを示した。
 事業計画案によると、開催日程は9月15~22日。会場は赤羽根の大石海岸(ロングビーチ)、または西海岸(ロコポイント)で、約50カ国から代表選手約300人を見込む。国際サーフィン連盟(ISA)の主催で、日本サーフィン連盟と県、同市、市内関係団体などで構成する実行委員会が主管する。予算規模は1億3000万円を想定しているが、スポンサー協賛の都合上、増減額する見通しという。
 委員会では、大会期間中の一般サーファーへの対応に関して質問があり、規制を敷く競技進行中を除いては一般サーファーも海に入れることを確認した。
 3月には、ISAのトップや事務局長ら関係者が会場視察を予定し、最終決定に移る段取り。第2回会議は5月とした。
(千葉敬也)
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