豊川で親子らシイタケの菌打ち体験

2018/03/04 00:00(公開)
里山の会メンバーとシイタケの菌打ちを体験する男子児童=東三河ふるさと公園で
 豊川市は3日、御油町の県営東三河ふるさと公園で「春の里山体験講座」を開き、小学生と保護者ら約30人がシイタケの菌打ち体験に臨んだ。
 参加者は森林の保全活動に取り組む「とよかわ里山の会」のメンバーらの指導で、ホダ木にシイタケの菌を植え付ける作業を体験。木に工具で穴を開けた後、駒菌を入れ、カナヅチでたたいた。
 ホダ木は各自で自宅に持ち帰り、日影で風が当たらない場所で菌を活着させる「仮伏せ」、木漏れ日に置いて菌をホダ木全体に蔓延させる「本伏せ」を行った後、散水などを経て、来年の10月ごろにはシイタケが収穫できる見込み。母や祖父母と参加した一宮東部小3年の久木野颯音(はやと)君は「シイタケは嫌いだけど、自分の育てたシイタケだから食べられるようになりたい」と、母のバター焼きを楽しみにした。
 環境カウンセラー・梶野保光さんによる環境学習タイムも設けられ、子どもたちはアニメキャラクターを用いたイラストで、地球環境や生物多様性に迫っている危機について勉強した。
 24日には御津山で身近な植物や昆虫などを探す自然観察会を予定している。
(由本裕貴)
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