豊川市議会でプリオ改修関連の予算修正案可決

2018/03/23 00:00(公開)
本会議でプリオ改修費を削除する予算修正案を可決する市議ら=豊川市議場で
 豊川市議会は22日再開し、複合商業施設プリオ(諏訪3)の大規模改修費として、市の負担金6659万円を原案から削除する予算修正案などを賛成多数で可決し、閉会した。これにより新年度の一般会計予算は609億円から608億3340万円に変更となった。
 修正案は最大会派とよかわ未来の市議8人と清風会3人が提案。16日の予算特別委員会で、26人中23人が賛成し可決していた。この日の本会議では、議長を除く29人中25人が賛成。とよかわ未来1人、清風会1人、共産2人が反対した。修正部分を除いた原案も可決された。
 市の第3セクター・豊川市開発ビルが1989(平成元)年11月に開店したプリオは、2010年のユニーによるアピタ撤退などで経営が悪化。同年秋に市が支援策として保有株式の減資または譲渡、山脇実市長の取締役退任を含む新経営体制への移行を方針に掲げた。
 しかし近年も進展はなく、減額修正案の発議者らは空調設備の修繕が今年夏までに間に合わないことなどを挙げて、予算に盛り込む必要はないと判断。支援・再建にあたり、市に今後の具体的な方向性を示すことを求めた。
 一方で、地元諏訪地区選出の石原政明氏(清風会)は、プリオの存続を求めて修正案に反対を表明。山脇実市長に「風評被害など関係者への影響は避けられない。関係者に配慮を図られたい」「長く続いている問題だが、次世代へ引きずることは絶対に避けるべき」と強く訴えた。
 修正案の可決を受け、山脇市長は「プリオでは514人が働いており、その人のためにも空調設備工事は必須かつ喫緊の課題。意見を真摯に受け止め、早い時期に予算化できるよう調整していきたい」と話した。
(由本裕貴)
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