田原市で戦没者追悼式

2018/04/14 00:00(公開)
献花をする参列者ら=田原市総合体育館で
 田原市主催の戦没者追悼式が13日、同市総合体育館で行われ、遺族や来賓らが戦没者をしのび、平和への誓いを新たにした。
 遺族約350人と来賓ら約80人、一般の参列者が出席し、参列者全員で献花を行った。
 同市遺族連合会の福井春男会長は「戦火に倒れ帰らぬ人となった本市2227柱の霊前に、安らかにお眠りくださることをお祈り申し上げる。残された私たちは、わが身をもって体験した悲しみや苦しみを再び誰かが味わうことのないよう、次の世代へと伝えていかなければなりません」と誓った。
 山下政良市長は、式辞で「戦後70年以上が経ち、戦争を知る世代が少なくなりました。私たちは悲しみを二度と繰り返さないとの決意を新たにするとともに、戦没者がかけがえのない命をもって示された平和の尊さを風化させることなく未来へと語り継ぎ、希望に満ちあふれ健康で心豊かな社会を築いていくことを誓います」と述べた。
 市内の戦争遺族者は昨年度より44人減り、1702人となっている。
(井嶋義典)
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