設楽町が民俗資料館と道の駅着工へ

2018/04/29 00:00(公開)
歴史民俗資料館(右側)と道の駅の完成予想イメージ(設楽町提供)
 設楽町は今夏にも同町南部の清嶺地区にある敷地に民俗資料館と道の駅建設に向けて着工する。国道257号沿いで資料館は旧奥三河郷土館(田口)を新築移転、道の駅は町内3番目の施設として整備し、共に2020年4月のオープンを目指す。南の玄関口として観光案内や情報発信拠点として期待がかかる。
 民俗資料館は、1977(昭和52)年にオープンし、2016年9月末で閉館した奥三河郷土館を新築移転する。また、道の駅はその隣接地に「つぐ高原グリーンパーク」(津具)、「アグリステーションなぐら」(西納庫)に続く3カ所目の施設として建設する。
 建築概要は両施設とも鉄筋コンクリート造2階建てで、延べ面積は資料館が約1999平方㍍、道の駅は約911平方㍍。
 資料館は1階に収蔵庫と図書コーナー、2階に展示室を設ける。道の駅は1階にレストランと売店、2階に交流スペースを設置する。
 道の駅整備について同町では清嶺地域の住民と意見交換しており、「町内外の交流と憩いの場として地域活性化の重要拠点に」などと方向性を取りまとめた。
 また、現在、旧奥三河郷土館に展示される旧田口線で走行していた車両「モハ14形」も資料館へと移設される。
(安藤聡)
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