アユ買い取りへ 東栄の漁協準備着々

2018/05/09 00:00(公開)
買取制度導入に向けて備える金澤政弘副組合長=東栄町中設楽で
 東栄町の大千瀬川で12日、アユの友釣りが解禁する。同川で釣れる「振草川の鮎」は昨年の食べ比べ会「全国清流めぐり利き鮎会」で最高位のグランプリを初受賞したことからアユの買取制度を導入して町内で販売につなげようと地元漁協では現在、準備を整えている。
 大千瀬川は天竜川水系で、長さ約12㌔にわたり、町内の東西を流れ、毎年町内外の愛好家らがアユの友釣りを楽しんでいる。利き鮎会には町内の愛好家たちでつくる振草川鮎釣同好会(丹羽浩和代表)が出品しており、準グランプリは2011、13年の2回獲得し、昨年はグランプリに輝いた。
 地元の振草川漁業協同組合(和合克美組合長)は今季から買取制度導入をしようと準備を整えた。同町中設楽地内の休憩所調理場を買い取り施設とし、釣ったアユを計量する場所と、保存させるための製氷機、真空パック装置、冷蔵庫を設置。12日からは漁協職員と専用作業員の2人を常駐させて応対する。現在、関連機関からの認可を受けるため備えている。
 また釣り客のために「漁場マップ」を一新。「振草川の鮎」が食べられる店や、川沿いにはポイントの目安となる場所を示した。
 漁協組合員でもある丹羽代表は「グランプリの魚が生息する、すばらしい所であることを伝えて、減りつつある釣り人を増やしていきたい」と期待を込める。
 シーズンは12日から10月15日まで。問い合わせは振草川漁協(0536・76・0242)へ。
(安藤聡)
漁場マップを手にする丹羽代表=同
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