新城でモリアオガエルの産卵始まる

2018/05/11 00:01(公開)
緑色のモミジの葉に包まれるように生み付けられた卵塊。シマヘビ(右下)も泳ぐ=新城市海老須山で
 新城市海老須山の池で、モリアオガエルの産卵が始まった。市内の山間部では6月下旬まで緑深まる中、葉に包まれるように白い泡状の卵塊が見られるようになるという。
 モリアオガエルは同市を代表する生物として「新城市のカエル」と制定される。また県の準絶滅危惧種に指定されている。
 標高400㍍に位置する海老須山地区では、池の近くに住む夏目保夫さんが9日にモミジの枝からぶら下がっている卵塊を見つけた。「いつもは5月下旬に見られるが、今年は10日ほど早い」という。周辺にはシマヘビも泳いでおり、生存競争も見られる。
 同市鳳来寺山自然科学博物館によると、モリアオガエルはソフトボール大で泡状の卵塊をつくってその中に350個から700個近くの卵を産む。泡の中でふ化してオタマジャクシとなってから水面や地面に落ちて成長していくという。
 加藤貞亨館長は「鳳来寺山麓でも参道わきにある防火水槽やため池などでも確認できます」と話している。
(安藤聡)
モリアオガエルの雌㊧と雄(新城市鳳来寺山自然科学博物館提供)
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