豊川の宝陵高校で戴帽式

2018/05/12 00:00(公開)
ナースキャップをかぶり、キャンドルを手に唱和する戴帽生=宝陵高校で
 きょう12日の「看護の日」にちなみ、豊川市大木町の県立宝陵高校(鈴木眞成校長)で11日、看護師を目指す衛生看護科2年生35人による戴帽式(たいぼう)式が行われた。
 生徒らは鈴木校長から一人ずつナースキャップを授かり、ナイチンゲール像から分火されたキャンドルを手に整列。父母らも見守る中、看護師の心得を説く「ナイチンゲール誓詞」を全員で力強く唱和した。
 戴帽生は11月から豊川市民病院、新城市民病院、愛知厚生連渥美病院で看護臨床実習に臨む。鈴木校長は「看」という字が「手」と「目」の文字で構成されることを挙げ「患者さまを見て、手で触れて寄り添ってほしい。皆さんの思いに感謝の言葉が返ってきたらうれしいはず」と期待した。
 戴帽生を代表し、佐藤末悠(まゆ)さんが「看護師に一歩近付いた自覚を胸に、それぞれの夢に向かって歩みたい」と誓いの言葉を述べ、先輩にあたる専攻科2年の金田真実さんから「患者の一日一日に寄り添い、自分と向き合い、発見と学習を重ねてほしい」と激励された。
 同校では昨年度、2年続けて国家試験の看護師と介護福祉士に全員が合格した。
(由本裕貴)
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