卒寿同窓会で元気に再会果たす

2018/05/20 00:00(公開)
卒寿同窓会で久しぶりの再会を祝う出席者ら=ホテルアソシア豊橋で
廃校となった狭間小卒業生

 1949(昭和24)年に廃校となった豊橋市の狭間小学校第33回卒業生が16日、数えで今年90歳となるのを記念して卒寿同窓会を豊橋市花田町のホテルアソシア豊橋で開き、久々の再会を果たした。
 同校は1909(明治42)年に同市花田町に開校。豊橋大空襲で校舎が焼失するなどで近くの松山小学校に統廃合された。第33回生は42(昭和17)年に卒業した3クラス約200人。すでに他界した人も多く、この日の同窓会には同級生21人が参加した。テーブルを囲み、当時の思い出やこれまでの同窓会の話に花を咲かせたのはもちろん、旅行の話や近況の話でも盛り上がった。
 「小さい時からだから、(この会が)一番、懐かしい集まりだ」と話す伊藤勉さん(88)。小学校以前からずっと親友で同会の音頭取り仲間でもあった野尻英一さんが2月に他界したことを受けて、妻の茂子さんから託されたお礼の手紙を皆の前で代読。毎回、同窓会を楽しみにしていたことや感謝のメッセージを伝えた。伊藤さんも毎週のように飲みながら語り合っていた野尻さんとの思い出を振り返った。
 会は、恒例となっている校歌の合唱で締めくくられた。
 幹事を務めている山川友一さんは「2年前に米寿を祝い、そして今回の卒寿で最後の同窓会になると思う」。伊藤さんも「次の同窓会にも出られればうれしいが、まぁ、こればっかりはね…」と話した。
(井嶋義典)
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