浜松三ヶ日・豊橋道路建設促進期成同盟会が総会

2018/05/31 00:01(公開)
総会の冒頭、あいさつする神野会長=豊橋商工会議所で
 東三河と遠州の行政、経済団体でつくる浜松三ヶ日・豊橋道路建設促進期成同盟会(会長・神野吾郎豊橋商工会議所会頭)は30日、豊橋商工会議所で総会を開いた。4月下旬、同道路のおおむねの起終点、経過地が設定され、着実に前進。実現に向け、引き続き結束して活動していくことを確認した。
 浜松三ヶ日・豊橋道路は、東三河、遠州両地域の新たな南北軸とする地域発案の路線で、同盟会が実現に向けた要望を国などにしている。
 国土交通省や静岡、愛知両県、浜松、湖西、豊橋、田原4市で構成する「浜松三ヶ日・豊橋道路連絡調整会議」は4月25日、浜松市の東名高速道路三ヶ日ジャンクションと三河港を起終点とし、愛知、静岡両県境にある弓張山地の東側を経過地に設定したことを公表した。
 総会後、三遠地域の道路の説明に立った国交省中部地方整備局名四国道事務所の牛居恒太所長は「住宅密集地などの回避すべきところ、産業集積地には近接した方が望ましいことなどを考慮し、現時点で弓張山地の東側を経過地にした」と述べた。
 今年度は、概略ルート・構造の検討に入る。
 総会では、神野会長が「官民一体の活動が実り、実現に向け、力強い歩みが進んでいる。工事着手まではまだ越えなければならない多くの課題があり、支援をお願いしたい」と述べた。
 来賓であいさつした愛知県の加藤慎也副知事は「しっかりと取り組む」、静岡県の平野忠幸交通基盤部長も「連携し、一日も早い実現に取り組む」と話した。
 豊橋市の佐原光一市長は「起終点に三河港が示され、うれしく思う」と感謝した上で「生産性や働き方の革命に、このインフラ整備が大きく関わる。公共事業の悪者論が起きないよう、この道路があれば未来の日本を支えられることを、さまざまな場面で伝えてほしい」と呼び掛けた。
(中村晋也)
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