パラ五輪選手と「ボッチャ」交流

2018/06/16 00:00(公開)
父・雅明さんのサポートでボールを投じる加藤さん㊧=桜木小学校で
 豊川市立桜木小学校(馬場孝利校長)で15日、名古屋法務局や県など主催による障害者スポーツ「ボッチャ」の体験会が開かれた。2012(平成24)年のロンドン・パラリンピック日本代表の加藤啓太さん(30)=名古屋市=が東三河の学校に初来校し、6年生52人と触れ合った。
 ボッチャは加藤さんのような重度の脳性まひの障がい者のために考案され、ジャックボール(目標球)と呼ぶ白球に向けて、赤と青の球を6球ずつ投げ、距離の近さを競うスポーツ。
 体験教室では児童らがチームごとに対戦した後、代表チームが加藤さんと対決。加藤さんは父・雅昭さんのサポートを借り、頭部に装着した補助具で転がしたボールがジャックボールのすぐ近くで止まると、児童から歓声が上がった。
 「1%の可能性がある限り、どんな障害があっても挑戦する」という演題で講演も行われ、加藤さんは文字盤を使ってメッセージを発信。ロンドン・パラリンピックでの選手村や他国選手との交流も紹介し「人との出会いが可能性を広げる」「失敗は何回してもいい」と強調した。
 2020年の東京パラリンピック出場を目指している加藤さんは「ここにいる人たちと喜び合いたい。絶対に勝ちます」と宣言。児童会役員の金田愛子さん(12)は「練習した成果を発揮して、金メダルを取ってほしい」と活躍を期待した。
(由本裕貴)
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