日本施設園芸協会の会長に豊橋の鈴木氏

2018/07/04 00:00(公開)
日本施設園芸協会の会長就任の報告で本社を訪れた鈴木氏=東愛知新聞社で
 日本施設園芸協会の会長に温室建築メーカー大仙(豊橋市)の鈴木秀典会長(62)が就任した。民間企業から就くのは初めて。鈴木氏は「生産農家の声を行政に伝え、若い人の就農を活性化させるなど、日本の農業の未来を真剣に考えていきたい」と抱負を語る。
 同協会長はこれまで大学教授や元官僚らが歴任し、今回の就任について鈴木氏は「大仙には125年の歴史があり、その実績が評価された」と分析する。
 2004(平成16)年、大仙社長に就いてからは社員との意思疎通を心掛け、役員室ではなく、社員の顔が見える位置に自らの机を置いた。仕事の相談だけでなく、社員のさまざまな本音を聞くことができ、中には事業に役立っている事例もあるといい、社員とのコミュニケーションの大切さを痛感している。
 協会会長に就任してからは、毎週東京と地元の往復でさらに多忙になった。オランダ視察(6月10~16日)を済ませたばかりだが、7月11~13日には東京ビッグサイトで開催される施設園芸・植物工場展2018(GPEC)を控え、フル活動だ。
(小島幸子)
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