「レゴブロック」を使った社員研修メソッド

2024/09/02 04:00(公開)
トライアングル・トラストの研修で受講者が作ったレゴブロック(提供)

豊橋市発祥のコンサル「トライアングル・トラスト」

 

 豊橋市発祥のコンサルティング会社「トライアングル・トラスト」(名古屋市中区丸の内1)はデンマーク生まれのおもちゃ「レゴブロック」を使った社員研修メソッドを広めている。社員数500人前後の中堅企業がターゲット。企業が抱える課題の可視化、現状の共有化ができるとあって、関東エリアでの仕事が増加中だ。

 安田真浪社長によると、創業は2004年。その後のリーマンショックの際に、厚生労働省の緊急雇用創出事業でスイスの人材グループ「アデコ」と組み、労働者の教育やスキルアップにあたった。このときに、名古屋が拠点化した。

 4~5年前、指導者の一人が「研修でレゴを使おう」と言い出したという。ビジネスパフォーマンス強化のための手法として広がっていた「レゴシリアスプレイ」の日本国内でのファシリテーター第1期生だった。

 安田社長によると、社員間で「なんとなく」共有されているつもりの「パーパス」(目的、企業理念)をレゴブロックによる造形によって可視化することで、会社の課題や互いの内心が共有できる。「え、そんなことを考えていたの?」などという驚きの声が上がるそうだ。この研修によって同社の知名度は向上しており、9月には総受講者数が2000人を超える見込みという。

 チームビルディングだけでなく、企業が抱える各種課題について現状把握や問題点の共有を行うのに長けているレゴシリアスプレイ。同社は9月末まで20%オフのキャンペーンを展開中。安田社長は「外国人材向けの英語での進行も可能。ぜひ体験してほしい」と話している。

 問い合わせはトライアングル・トラスト(0120-706-008)かメール(info@triangle-trust.jp)へ。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、取締役編集長。こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

最新記事

日付で探す