「恋するパインゼリー」誕生 田原の伊良湖岬観光協会が発売

2025/06/19 00:00(公開)
限定発売された「恋するパインゼリー」=田原市の「恋路ヶ浜黒潮」で

 田原市恋路ケ浜の飲食街で販売される名物「パイン棒」をヒントに、伊良湖岬観光協議会が市内のメーカー「鈴木製菓」(同市田原町)と連携したゼリー菓子「恋するパインゼリー」が発売された。協議会の加盟店と市内三つの道の駅の12店舗で、初回300袋を限定販売する。

 

 50年以上前から、恋路ケ浜の飲食店街で食後のデザートとして親しまれているパイン棒。縦長に切ったパイナップルに割りばしを刺したシンプルな食べ物だ。食後に無料で提供するほか、1本200円で販売する店もある。

 

 食材価格の高騰で提供や販売を続ける店は減っているという。一方、観光土産に持ち帰りたいという声もあり、ゼリーで風味を再現しようと開発に乗り出した。

 

 ゼリーの寒天づくりからこだわり、粘り気のある水あめの使用量を増やして食感のやわらかさを表した。本来は無果汁で製造しているが、今回はパインの風味を出すため果汁を使用。賞味期限は半年(自社比)と短くなったが、他社とほぼ同じ水準だという。

 

 パッケージは昔懐かしい書体で、場所をイメージしやすいように「恋する」と銘打った。1袋180㌘で、価格は400円(税込み)。

 

 協議会副会長で企画担当の渡辺幹和さん(47)=恋路ヶ浜黒潮=は「鈴木製菓のゼリー菓子は、観光土産品として道の駅でもリピーターが多い。やわらかい食感は、老舗のこだわりの製法でしか出せない。売れ行きをみて増産も検討したい」と意気込んだ。

名物のパイン棒=田原市の灯台茶屋で
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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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