夏バテ防止に「ほうろく灸」

2018/07/17 00:00(公開)
暑い夏を乗り切ろうと灸が乗ったほうろくを頭に置く人たち=普門寺で
豊橋の普門寺
 暑さ厳しい日が続く中、「海の日」の16日、豊橋市雲谷町の普門寺では夏病み防止に効くと言われる「ほうろく灸」が行われ、100人以上が祈とうに訪れた。
 ほうろく灸は、素焼きの「ほうろく」を逆さにして頭の上に乗せ、その上に置いた一つかみ程度のもぐさに火をつける。「土用の丑(うし)の日」に祈とうを受けると夏バテ防止や、頭痛よけに効き目があるとされ、古くから行われている。
 普門寺では祝日の海の日にも開催。暑い夏を乗り切ろうと訪れた女性や家族連れらが、手ぬぐいを掛けた頭の上にほうろくを乗せ、林義将副住職(30)による読経の中、モクモクと煙を上げる灸から伝わる熱さを頭全体にあてながら、じっと我慢していた。
 20日の土用の丑の日は午前10時~午後3時で行う。林副住職は「今年の夏は例年より暑いというので、ほうろく灸で夏を乗り切っていただきたい」と話している。
(飯塚雪)
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