中学生夏休み企業見学会1日目

2018/08/08 00:00(公開)
最新の設備を使い金属リサイクルを行っている様子を見学=紅久商店本社工場で
 第55回中学生夏休み企業見学会(東愛知新聞社主催、豊橋市教育委員会後援)が7日、始まった。3日間の日程で行い、初日は豊橋市内の中学生を中心に19人が参加し、金属リサイクルを行う紅久商店本社工場(豊橋市神野新田町)と、ごま油を製造している竹本油脂亀岩工場(蒲郡市浜町)を見学した。
(竹下貴信)

紅久商店
 金属スクラップや家電などを回収し、電炉メーカーなどでリサイクルできるよう切断、プレス、破砕などをしている様子を見学。最新の設備を導入して、リサイクル率の向上を図っていることなどを学んだ。
 同社は東三河で唯一の小型家電リサイクル法の認定事業者で、小型家電に使われている金や銀、銅を再利用して東京五輪のメダルをつくる「みんなのメダルプロジェクト」に協力していることも知った。

竹本油脂
 徳川吉宗の時代、享保10(1725)年に創業し、当初は明かりを照らすための「灯明油」をつくっていたことを紹介。大正時代に食用油の生産をはじめ、現在は「マルホン胡麻油」ブランドを確立、一流料理人から主婦まで多くの皆さんに使われていることを学んだ。
 工場では充填(じゅうてん)している様子を見学し、徹底した衛生管理の中で行っていることを知った。また近年はごま油の用途が拡大され、ケーキなどの洋菓子でバターに代わって使われていることも聞いた。
ごま油の香りを確認する生徒たち=竹本油脂亀岩工場で
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