中学生夏休み企業見学会2日目

2018/08/09 00:00(公開)
リフマグのパワーを感じる=シンフォニアテクノロジーで
 第55回中学生夏休み企業見学会(東愛知新聞社主催、豊橋市教育委員会後援)2日目の8日、豊橋市内を中心にした中学生17人が、航空宇宙から産業インフラまで幅広い分野を支える「シンフォニアテクノロジー豊橋製作所」(豊橋市三弥町)、日本家屋が得意な「ながら・加藤建築」(豊橋市石巻本町)、専用工作機械メーカー「西島」(豊橋市石巻西川町)の3社を見学した。
(竹下貴信)

シンフォニアテクノロジー
 ロケット部品などの航空宇宙から、プリクラに使われている印刷機まで、幅広い分野の部品などを製造して産業を支えていることを学んだ。
 工場内では、自動車に使われるモーターなどの性能を検査する試験装置実験棟をはじめ、産廃処理施設などで使われている巨大な電磁石「リフマグ」、太陽光パネルを無人で掃除するロボット「リソラ」などを見学。うちリフマグでは、860㌔もの鉄を持ち上げる実演を見て、電磁石のパワーを感じた。

ながら・加藤建築
 柱、梁(はり)、桁など、家を支える構造材の加工を昔ながらの手刻みにこだわり、日本の気候・風土にあった日本家屋の技術を後世に伝えることに力を入れていることを、加藤泰久棟梁(とうりょう)が説明した。
 このあとミニ本棚づくりを行い、釘(くぎ)を打つだけでも難しいことを感じたほか、カンナを使って木を削る体験をした。また加藤棟梁による木組みの解説もあり、長い歴史の中で考案された木組みの素晴らしさの一端を学んだ。

西島
 定年のない会社として知られており、勤続66年、84歳の社員が頑張っている様子を紹介。「世界一の製品をつくるため、ベテランの経験はとても大切」と西島豊社長が定年制を導入しない理由を説明した。
 同社は設計、製造すべてを自社で行う一貫生産にこだわっており、設計や組み立ての様子を見学して、一貫生産の取り組みを理解したほか、大手自動車メーカーへ納入する工作機械の最終チェックなどを見て、現場の様子を肌で感じた。また昼食は社員と同じカレーライスを味わった。
加藤棟梁(中央)の手ほどきを受けながらミニ本棚づくりに挑戦=ながら・加藤建築で
西島社長㊧の案内で工作機械を製造する現場を見学=西島で
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