豊橋で防災シェルター公開

2018/09/09 00:00(公開)
埋設されたモデルシェルター内を説明する芳賀専務=豊橋市天伯町の「芳賀土建」で
 総合建設会社「芳賀土建」(豊橋市天伯町)は米国製の住宅用防災シェルターの施工・販売を始め、7日、同社に埋設されたモデルシェルターを公開した。
 輸入住宅やシェルター事業の「アンカーハウジング」(神奈川県)が輸入し、同社が東海地方で初めての特約店として取り扱う。モデルシェルターを設置しているのは同社を含め国内4カ所のみ。
 公開されたのは、同社敷地内地下に施工された米国アトラス・サバイバルシェルター社製の箱型防災シェルター。鋼鉄製の外壁板と補強板で覆われ、約4畳半(2・3坪)にベッドや備蓄用床下収納、気圧コントロールのバルブや有害物質を除去する空気ろ過システムなどが備え付けられている。出入口ハッチ上部がふさがれても重さ8㌧まで持ち上げられるパワージャッキもある。4~6人が2週間程度の避難生活が可能だという。北朝鮮のミサイル問題などもあり、国内ですでに9基が施工済みだという。
 芳賀土建の芳賀数正専務は、大規模災害発生や国際情勢が悪かったころからシェルターの導入を考えていたという。「今まで災害用シェルターはあまり一般的ではなかったが、これから住宅の装備の一つとして取り入れていったらいいのでは」と話す。
 「アンカーハウジング」の吉山和實社長は「大きな地震が起きても、建物は倒れるかもしれないが、ここに避難すれば命は助かる可能性は高い。(輸入元のシェルターは)50年以上の実績で信頼性は高い」と国内での普及を狙う。
 9日と15・16日には一般公開する。
(井嶋義典)
モデルシェルターに入る視察者ら=同
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