豊川の小坂井高「クリーン大作戦」

2018/12/01 00:00(公開)
集まったごみを分別する女子サッカー部員たち=小坂井高校で
 豊川市の県立小坂井高校(高畑尚弘校長)は11月30日、毎年恒例の「クリーン大作戦」を行った。定期試験最終日の午後に合わせて、1、2年生を中心とした生徒ら約500人が学校周辺で大規模な清掃活動を展開した。
 生徒らは所属する運動部や文化部をはじめ、生徒会や委員ごとにグループに分かれ、軍手とごみバサミを手に、JR小坂井駅周辺や国道151号に沿う歩道、学校の周りに広がる畑や、南側を流れる豊川放水路などでごみを拾い集めた。ペットボトルや瓶が圧倒的に多い中、自動車部品や電子機器などを拾う生徒もおり、最後は女子サッカー部員が燃えないごみや資源ごみに分別した。
 10年以上も続く伝統行事で、部活動や委員ごとに活動することで、毎年先輩から後輩へ清掃手段などが受け継がれている。同校は南海トラフ地震の発生時、2時間後に集合する場所を北側の高台に設定しており、そこまでの移動ルート確認も合わせて行った。生徒会長の兵藤錦之介さん(2年)は「高校生としてできることが限られている中で、地域に貢献する点で後輩たちには継続していってほしい」と話した。
(由本裕貴)
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