新城高で野生動物の特別授業

2018/12/15 00:00(公開)
くくりわな(手前下)の体験をする生徒=新城高校で
 県立新城高校で14日、野生動物の特別授業が行われた。園芸デザイン・食農サイエンス科の1年生が有識者や森林関係者、猟友会会員らから講義を受け、シカやイノシシなど有害獣は情報共有して対策していくことを学んだ。
 同科の授業「農業と環境」の一環で野生生物が環境に及ぼす影響を考えてもらおうと行っている。講師は新城設楽農林水産事務所の新城林務課主任の江口則和さん、人間環境大学講師の立脇隆文さん、NPO法人穂の国森林探偵事務所理事長の髙橋啓さん、新城猟友会の鈴木康弘さんが務めた。
 立脇さんはニホンジカの生息数が国内で増えていることから「人間との折り合いがつかなくなっている中、どうつきあっていくかが大事」、髙橋さんは「人間の生活が知らないうちに動物の生活に影響している。動物が人間の住んでいる周辺で暮らすようになった」とそれぞれ説明した。
 鈴木さんは「有害獣対策は入れない、近づけない、捕獲すること。そのためにわなの種類も知ってもらえれば」と話し、持参した「くくりわな」の説明もした。
 生徒たちはクラスごと午前、午後に分かれて受講。校内で野生生物の足跡など痕跡を探すグループワークも行った。
 浅井雄貴さんは「食べ物の残り物などが動物のエサになってしまうなど人間と動物たちの関係があり、これから考えなければならない問題が分かった」と話した。
(安藤聡)
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