愛大生が豊橋市長賞 「企業PRデザインコン」表彰式

2018/12/27 00:00(公開)
ポスターを手にする杉原社長㊧と永井さん㊥、青山さん=杉本屋製菓で
 地元企業の魅力を伝えるため、豊橋市が学生から募集した「学生がつくる企業PRデザインコンテスト」の最優秀賞となる市長賞に愛知大学地域政策学部2年の青山春奈さん(19)=静岡県磐田市=と永井惣太郎さん(20)=名古屋市=が選ばれ、26日、2人がPRした杉本屋製菓(豊橋市鍵田町)で表彰式があった。
 コンテストは、企業のPRだけでなく、デザイン制作の過程で地元企業の魅力を学生に知ってもらおうと、豊橋市が今年初めて実施。市内在学在住、出身の大学生と高校生から36点の応募があり、市内のライターとデザイナーが審査した。
 2人が作ったポスターは、同社の看板商品「まけんグミ」をキリンやゾウに見立て、皿の上に豊橋総合動植物公園を表現。寒天ゼリーなどで作った渥美線や花の周りは、「杉本屋製菓にお菓子で親子の会話のきっかけをつくる架け橋になってほしい」との思いで永井さんが考案したキャッチコピーが入り、ほっこりと温かみのあるデザインに仕上がった。
 表彰式では、同社の杉原康仁社長が「とよはし」の文字が隠れるキャッチコピーを気に入り「すばらしい作品を作っていただいた」と感謝。青山さんは「子どもからお年寄りまで目に止まる作品を作りたかった」と語り、永井さんは「昔から知っているまけんグミの会社が豊橋市にあって驚いた。学生たちに温かい企業があることを知ってもらえたら」と話した。
 コンテストの優秀賞には、豊橋技術科学大学博士前期課程1年の中川直樹さんと同大研究生の日野慧さんの作品(平松食品)が選ばれた。受賞作品は市ホームページや大学、企業の広告などで利用される予定。
(飯塚雪)
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