三河港の自動車回送効率化で特区申請

2019/01/23 00:01(公開)
申請した特区の区域の一つ、三河港神野地区=豊橋市内で
 自動車輸入が25年連続で全国一など自動車港湾として発展する三河港で、自動車物流の効率化を図るため、回送時の仮ナンバー表示などの簡素化について、県と豊橋市、蒲郡市は、国の構造改革特別区域計画認定に向けて申請した。
 自動車運搬船が着く岸壁と整備工場、駐車場間などでの完成自動車の回送は、道路運送車両法の規定で自動車の前・後面に仮ナンバーの表示が必要となっている。
 だが、特区計画が認定された特定経路では、一定の代替措置を講じることを条件に後面の仮ナンバーの表示を省略することができる。
 現状は、公道をまたぐだけでも前・後面に仮ナンバーが必要なため、認定されると、仕事の省力化になる。
 県と豊橋市、蒲郡市は、三河港の神野、明海両地区、蒲郡地区などを特区の区域として「国際自動車トレード特区」の名称で申請。16日付で内閣総理大臣宛てに認定申請書を提出した。
(中村晋也)
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