豊橋鬼祭 タンキリあめの袋詰め作業

2019/01/26 00:00(公開)
あめを詰めた袋をまとめる氏子ら=安久美神戸神明社儀式殿で
 豊橋市に春を呼ぶ奇祭「豊橋鬼祭」(2月10・11日開催)で使用するタンキリあめの袋詰め作業が25日、会場となる安久美神戸神明社(同市八町通3)儀式殿で始まった。今年はタンキリあめ610㌔を用意。作業は2日間にわたり、14カ町の氏子ら延べ200人で行い、抽選券付き販売用(200円)など約2万袋を準備する。
 国の重要無形民俗文化財でもある同祭では、最大の呼び物「赤鬼と天狗のからかい」で敗れた赤鬼がタンキリあめと白い粉をまき散らしながら町内を駆け巡る。粉を浴びると、厄除けや夏病み除けになると言われている。
 代々袋詰めを担ってきた氏子らは手際よくあめ12粒をつかむと、深紅の袋に入れ、袋の口を山折りにしてひもで結び、慣れた手つきで完成させていった。
 この日は、企業の大和ハウス工業もボランティアで参加し、同祭で奉賛会員らがまくあめを袋に詰めた。26日には地元の市立豊城中学校生徒らも手伝う予定。
 あめは祈とう後、27日から祭当日まで境内で販売する。
(飯塚雪)
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