キャリア教育で豊川市教委を表彰

2019/01/27 00:00(公開)
2016年11月、御津南部小で行われた御津高生による出前英語授業
 豊川市教育委員会(髙本訓久教育長)が、文科省による「第12回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」を初受賞した。子どもたちの将来を見据えた職業適性検査や高校と連携したキャリア教育が評価された。
 今年度は教育委員会12、学校97、PTA10の計119団体が受賞。各県と指定都市教育委員会からの推薦を受け、文科省が決定した。豊川市教委は、子どもらが将来自立した社会人となるための基盤と、社会との関わりを学ぶ機会をつくろうと県のキャリア教育事業に参加。昨年度は小中高の連携事業にも取り組んだ。
 中学校では2年の職場体験をはじめ、1年のガイダンス事業、3年のプレゼンテーション事業と学年ごとにキャリア教育を実施。働く意義を考え、自分の進路や生き方と向き合うよう系統的な活動を各校で行っている。2年生全員を対象に、職業体験の前後に職業レディネス・テストと職業適性検査も実施している。
 昨年度は県のキャリアコミュニティプロジェクトの研究委嘱を受け、特色のある地元の高校が校区にある中学校と連携。国際教養科がある御津高校は、地元の御津中学校区で「英語や国際交流」をテーマに展開。高校生が小学生で英語の出前授業を行い、今後本格化する英語教育を身近に感じてもらった他、合同講演会で関西大学外国語学部の教授を招き、御津中学校区の学校とオーストラリアの児童との国際交流に助言を受けた。
 また、豊川工業高校は「ものづくり」を核に、代田中の生徒と授業見学や文化祭での講座などで交流していた。
 今回、東三河では新城市の千郷小学校も受賞した。
(由本裕貴)
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