蒲郡「エム・イー・ティー」 東三河ものづくり大賞の受賞報告

2019/02/06 00:00(公開)
受賞報告する外山社長=蒲郡商工会議所で
 東三河広域経済連合会の「東三河ものづくり大賞2018」に選ばれた活性炭製造装置開発販売業「エム・イー・ティー」(蒲郡市拾石町)の外山富孝社長(66)が5日、蒲郡商工会議所で受賞報告した。「第1回大賞の一つに選ばれてうれしい。高機能の活性炭というニーズに応えて社会に貢献していきたい」と語った。
 同社は2002年に設立。活性炭連続製造装置を開発し、有機物で未利用となっている資源から用途に合わせた特殊な活性炭を製造する技術があり、国内外でのニーズ、環境への配慮という面で大賞に選ばれた。
 浄水場などの環境浄化剤、医薬用、半導体製造工場で溶媒除去にも用いられる活性炭をつくる装置を製造している。
 「多くの企業から出る産業廃棄物の有効利用を考えるほか、取引先からはより高機能を求められている。今後も製造を考えていきたい」と外山社長は話した。
 同社では装置だけでなく竹の活性炭で作った靴専用の脱臭炭「メタック」など商品展開もしている。
(安藤聡)
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