マレーシアの高校生による「豊橋スタディツアー」

　日本に興味を持つマレーシアの高校生らによる「豊橋スタディツアー」の一行が30日、豊橋市を訪れた。市民宅にホームステイしながら６月３日まで滞在し、市内の大学や高校などを訪問、市外の企業も見学し、日本の文化、豊橋の教育、産業などに理解を深める。
　日本で留学経験のある人らでつくるマレーシア元留日学生協会が、日本文化の理解と日本留学の促進を目的にツアーを実施している。
　３回目の今回は、14歳～19歳の高校生ら13人と引率者２人の計15人が訪問。30日は、市役所に金田英樹副市長らを表敬訪問した。金田副市長は「日本文化に理解を深め、豊橋を知ってもらい、市内の大学への進学、企業への就職を考えていただければ光栄」と歓迎した。
　一行を代表し、女子生徒のチウ・ジ・シュアンさんは「日本の家庭に触れられ、新しい友達もつくれ、最新の技術も見られる。私にとっていいチャンスです」と期待を込めてあいさつした。
　一行は31日、このツアーが始まるきっかけになった豊橋技術科学大学や、県立豊橋東高校、３日は豊橋創造大学、トヨタ自動車田原工場などを訪れる。
（中村晋也）