豊橋生まれの女神のほほえみ稲刈り

2019/09/15 00:00(公開)
稲刈りをする家族=豊橋市中原町で
稲刈りをする家族=豊橋市中原町で
 生産者や卸業者、販売店が一体となってブランド化を目指している豊橋生まれの米「女神のほほえみ」の稲刈りイベントが14日、豊橋市中原町で行われ、田植えをした家族連れらが体験した。
 女神のほほえみは、成長過程で出穂(しゅっすい)時に銀色の芒(のぎ)が生え、実りの頃には稲穂が黄金色に変わる。特別変異米で、7年前、生産者の会の河合晃会長が栽培中の田んぼで偶然見つけた。昨年1月、イネ種として品種登録(豊橋1号)された。「めったにない」という大粒で程良い甘みに、炊飯後も劣化しにくいのが特長だ。
 女神のほほえみを身近に感じてもらおうと、この品種が発見された田んぼで5月に田植えを行い、この日は家族連れ、職場仲間ら約30グループ、約100人が参加した。
 こうべを垂れた稲穂が広がり、参加者は稲の根元を持ってカマを引く感じで刈り取り、数株をひもで束ね、はざに掛けていった。残暑の中、家族や仲間の中で手分けしながら取り組んでいた。
 小学1年生と3年生の子どもと稲を刈っていた母親は「子どもたちは初めての体験。炊き上がったものしか見たことがなかったので、お米ができる過程を知ってもらいたかった。大切に食べてくれれば」といい、「女神のほほえみは今まで知らなかったですが、とてもおいしかったです」と話した。
 昼食には、女神のほほえみの新米で作ったおにぎりに、豚汁が振る舞われ、後日、新米5㌔が参加者に送られる。
 生産者は東三河だけでなく、尾張部にも広がり、15戸ほどが栽培。認定販売店も名古屋、東京などに拡大している。新米は10月1日から販売の予定。
(中村晋也)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 さわらび会 光生会 藤城建設
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国